タッチの南のことでも、マジックナンバーの南さわのことでもない。
落語家のことである。桂 南なん。
寄席をみてきた。
ちょっとした斜め上目づかいで
「眠たい方は寝てもいいですよ。
ただ、いびきはだめです。
寝た人をおこしてしまいますから...」
と、やさしいつかみからはじまり、
間抜けだけど、純粋な...
尻にひかれた亭主がでてくる、
古典落語の世界に入っていく。
女房「ちょうどいい。ついでだ。あんたちょっと水くんできて。」
亭主「だっておらぁ、畑仕事から帰ってきて腹ぁへってるだぁよ。」
「それにおめぇ布団からも出てきやしねぇじゃぁねぇかぁ。」
女房「つべこべいわずにいっておいでよ。ほら。」
「井戸はあんたの方が近いんだからぁ。ほら。両の手でしっかりもつんだよ。」
「こぼすんじゃぁないよ。」
亭主 (しぶしぶ とぼとぼ)
こんな情景を、くにゃんとした姿勢からやわらかく描き出していく。
表現者として勉強になる。ラオウというかトキ。
こんなすばらしい芸をもっとみてもらう方法はないのだろうか。
と、思った。
クドカンがタイガー&ドラゴンをやりたくなった気持ちもわかる。
他にも何かないだろうかなぁ。
■浅草演芸ホール
本日の番組表 (4/22/18:00から桂南なん師匠でてる。)
□私信
親父、あなたには国分健二さんがおすすめです。
石原裕次郎のネタ出てくるよ。歌まねもうまいし。
東京に出てくることあったら一緒に見に行こう。
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タイガー&ドラゴン 最終回
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