8年がけで一人でつくった実家
海へと続く道、川。
昔は泳いで海までいけた。
川に住んでたボラもモリでついて
捕獲し、食えた。
親友のいたレンガ工場。
好きだった煙突。
缶でよく遊んだ。
組み合わせて組み立てて巨人もつくった。
ほど近い、海。
昔は舗装もなかった。
さきっちょに移動して、
その親友の
小学校来の片思いの話を
きいていた。
大学で県外でても。
帰省したときはいつも。
ここがセカチューの舞台に
ほど近いと知ったのは後の話。
親父の船。
リーマンを定年退職したら
漁師になるんだとか。
家の近くの丘。
この竹林の中に基地をつくってた。
橋の下でもよく寝てた。
力がないくせにズル賢いガキ大将だった。
どんなに卑怯な手を使っても絶対負けない。
橋の先にある初恋の人の家。
叶わなかったいい思い出。
高校の卒業文集、書いた言葉
「バンソーコーの似合う三枚目でいたい」
。。。このころから、かっこつけなお子さん。
妹のうどんや。八十八庵。
打ち込みうどん。
(四国八十八番を終えたあとは、
普通のうどんは食べたくなくなるから、違う味。
団蔵うどん。
(市川団蔵が好んだといわれるうどん。
肩車。
祖父を尊敬した自分。
(言葉は交わせなかったが会えた。
孫を愛す父。
寝転がり見上げる緑。
名勝の茶屋。玄関。
縁側。
お茶。一服。
逆サイド縁側。
畳の間にもどり、寝転がる。
給仕のおばさん
「きもちいいでしょ?」
これはいけると確信。
縁側で昼寝。
しあわせ?
しあわせ
よし。。。
結婚しよう。
…。うん。
ま、してもしなくても同じだよね。
うん、たいした問題じゃないな。
ただ、周りには安心してもらいたいね。
お母さん、早く安心させてあげな。
うん。じゃあ、そういうことで。
日本一長い商店街ぶらぶら
そういうことで。
籍とか式とかはゆっくりゆっくり
自分たちのペースで準備する。
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