人をまとめなければならない人のうち、
苦労をして人の痛みを感じてきてない人は
根本的に重要なことが欠けている。
幼い時、若い時に、
どれだけ叱られて、叩かれて、苦労して、
痛みを肌で実感してきたかだ。
それを反省し、二度と繰り返さないと
自分のものにしてきたかだ。
叱られてない大人は不幸だ。
それに、叱られたとしても苦労したとしても
、それが血肉になってなければ意味がない。
小さいところで個人にとって大切なこと、小義。
小義を鼻で笑って、大義を語るようなことがあってはならない。
例え小義を叶えることができなかったとしても、
それを
ともに感じ ともに選び ともに泣き ともに背負い
ともに抱き ともに迷い ともに気付き ともに願い
※歌詞引用
ていくことが大切じゃないか。
忘れないようにしないと。
↓歴史のかけらからもわかる(としさん、また引用させてもらいます)。
>「貴人は情けを知らない」という言葉があるが、名門に生まれた人間が
>ときにそうであるように、勝頼には、
>「武士の棟梁」としてもっとも必要であるべきものが致命的に欠けていた。
>勝頼は、武田武士団の棟梁として、たとえ城将が何と言おうが、
>どれほどの危険を冒そうが、決然と遠江へ兵を出し、
>高天神城を救うべきであった。高天神城を維持することが困難であるならば、
>せめて健気に戦っている城兵たちの命だけでも救援しようとすべきであった。
>それでこそ「人の主」であり、それでこその「武士の棟梁」なのである。
>しかし勝頼は、そのことがもたらすであろう家中への心理的な影響というものをまったく顧慮せず、
>純軍事的な損得勘定から忠義の家臣を捨て殺しにした。
>この瞬間、勝頼は、相互扶助の契約で出来上がっているはずの自分の武士団から
>浮き上がってしまったといっていい。
>勝頼に足りなかったもの――家康にあって勝頼になかったものというのは、人の主――
> 「武士の棟梁」というものに課せられた役割に対する「認識」であり、
>自分の家臣を家族のように感じる「思いやり」であったに違いない。
>ついでに言うなら、この家康と勝頼の差というのは、もしかしたら能力の差ですらなく、
>両者の生まれた育った環境の違いから生じた「考え方の違い」というだけであったかもしれない。
合戦師46話より
>「早う致せ。『後詰めは来ぬ。城を明け渡した方が良い』と叫ぶのじゃ」
>組頭らしい兜を被った男が、槍の先で強右衛門の脇腹を突いた。
>「城の衆っ!!」
>強右衛門は声を限りに叫んだ。
>「殿さまは大軍を率い、すぐそこまで来ておるぞっ!!
もうしばらくの辛抱じゃ!! 頑張れぇっ!!」
>「貴様っ!?」
>雑兵たちは激怒した。一斉に十数本の槍が、強右衛門の身体を貫いた。
>奥平信昌は、城兵たちは、この一部始終を見ていた。
>強右衛門の身体が文字通り串刺しにされ、全身から血が噴き出した。
>強右衛門は大量の血を吐きながら、巨大な眼でまっすぐに城兵たちを見つめ、
>やがて力尽きたようにがっくりと頭を垂れた。
>「強右衛門っ!!」
>城兵たちは怒りと憎悪で、疲れも死の恐怖も忘れ去った。
>鳥居 強右衛門のこの英雄的な死のおかげか、長篠城が陥ちることはついになかった。
合戦師37話より
>鳥居 強右衛門の忠烈な死に様は、長篠城に張り付いていた伊賀者たちによって、その日の深夜には野営中の徳川勢に伝えられた。
>これを伝え聞いた三河者たちは、凄まじいまでに反応した。
>「それで勝頼は、磔にした強右衛門を、城兵の前で殺したと申すのか!?」
>(・・馬鹿な・・・!)
>平八郎は怒りで身体が震えだすのを抑えることができなかった。
>敵の間者を斬るのは良い。しかし、わざわざ城兵への見せしめにするとはどういうことであろう。
>しかも、死ぬ間際に強右衛門は、城兵たちに向けて援軍の到来が近いことを叫んだというではないか。
>勝頼のしたことは、敵である三河者たちの憎悪と敵意と戦意をいやが上にも掻き立て、
>味方の将士には後味の悪さを残しただけなのである。
>「信玄入道が生きておれば、このような仕打ちは決してせなんだであろう・・・」
>信長の岡崎到着の以前までは、徳川家中には武田に寝返ってしまえと極論する者さえあったのだが、
>そういう家中の親武田の雰囲気までがこの勝頼の暴挙によって消し飛び、「勝頼許すまじ」という敵愾心が、猛烈な勢いで全軍に膨れ上がった。
>家康は怒りに青ざめた顔で、吐き捨てた。
>「勝頼という男は、勇士の遇し方というものを知らぬのか!! 武田の武略もいよいよ末じゃ! 自分の主君に対して忠義を尽くす侍を、憎しと言って殺すなど、一軍を率いる大将のすることか!!」
>家康はこのとき、武田勝頼という男を、同じ武門の棟梁として本気で軽蔑した。
>「強右衛門のような忠烈の者は、敵であっても命を助け、その志を賞してやるのが大将の道というものじゃ。そうしてはじめて、自分の家臣た
ちに忠義とはどういうものかが解り、忠義の者ならば敵でさえこれを愛するということで、主君の慈愛というものが下々にまで伝わるのじゃ!」
> 強右衛門の自分に対する健気さを思い、家康の巨大な瞳から大粒の涙がぼろぼろと零れ落ちた。
>「いまに見ていよ! 勝頼が武運尽きるとき、武田家の侍どもは、譜代恩顧の士といえど必ず心変わりし、ことごとく勝頼の敵となるであろう・・・!」
>家康のこの予言は、後年、すべてその言葉通り実現されることになる。
合戦師38話より
※歌詞引用 コブクロ
http://
※画像引用
武田勝頼
http://
鳥居強右衛門
http://
わ~、「合戦師」ですか。
なんだか久しぶり過ぎてちょっと恥ずかしいですね(汗
てか、読んでくださってありがとうございますm(_ _)m
投稿情報: とし | 2007-08-28 18:24
ちゃんと前書き読みましたよー。
http://nesty.hp.infoseek.co.jp/mumyoudou/novel.4/kassen-index.html
十分たのしませてもらいました。
王佐の才も連載のとこまで追いついたので、
鷹爪伝よんでます。
休止になってるようですが。
毛利元綱もあつかってたとはー。
投稿情報: モンチくん | 2007-09-04 05:11
最近更新ないじょね~。
たまにみてるよんw
ウィグさんも幼いころはヤンチャだったから怒られてばかりだったんだねw
投稿情報: nene | 2007-10-10 23:24
おおー、ねねちゃん。
久しぶりやなー。
>ウィグさんも幼いころはヤンチャだったから怒られてばかりだったんだねw
うん。きみほどじゃないけどなw
投稿情報: モンチくん | 2007-11-01 23:55