素敵な話をきいた。
軽く居酒屋で飲んだ後、ウィスキーがおいしいバーに
15分だけということで3人で立ち寄った。
A「軽めのスコッチを」
B「バーボンでおすすめを」
C「ワイルドターキーを」
A「ここは、曖昧なオーダーで楽しめますよ
たまには違うものを発見しては?」
C「いえ、ワイルドターキーがいいんです」
彼がワイルドターキーにこだわる理由。
それは、思い出にあった。
兵庫にいたとき。20歳の時。
書店でバイトをしていた。
9つ上の女性の先輩に、飲みに誘われて。
はじめてすすめられた酒がワイルドターキーだったという。
ワイルドターキーを飲む度、当時のことを思い出す。
自分はへろへろふらふらになって家まで帰ったけど
女性の方は全然平気だったこと。
翌日、また書店でそのことについて話したこと。
男女としての進展はなかったこと。
帰り道の記憶が、今の酒をうまくするのだと。
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