私は、荒川選手の宿命のライバルがイナバウアー選手だと思っていたおばかさんです。
ええ、非国民でわるかったな!どうせ日本人にみえないさ。
なんて、前髪はさておき(無いけどね)。
デザインのこだわりとか、コンテンツの妙味とか
開発の渋技とか。特殊な音楽表現とか。
なかなか理解してもらえないときに
「イナバウアー」は使えるかもしれない。
「さて、どう使おうか」と思っていたときに
たまたまタイムリーなメルマガが入ったので
共有します。
・・・本来、あってもなくてもよいことのはずだけど、
あるとないのとでは全体の印象が大違い。
あることによって、それがそれらしく存在しうる証(あかし)・・・
それが、荒川選手にとってのイナバウアー。
さて、自分や自分の企画、デザイン、音楽のそれはなんだろか。
ちなみに僕は「それって普通ありえないよ」っていわれるとワクワクします。
そこ、「これってToolBoxに書き込んでたネタだ」とかいわない。
参考は下記↓※全文転送のみ許可なので長いけどそのまま載せます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第119号━2006/03/01━
ランチェスター戦略『弱者逆転の法則』 35,792部
----------------------------------------------------------------------------
ランチェスター戦略コンサルタント 福永雅文 発行
(1)ごあいさつ
(2)ランチェスターで斬る・・・イナバウアー
(3)お奨め情報
(4)編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━━━
「お金持ちになれば幸せになれると思った…」長野県在住の億万長者(46歳)
ほんの5年前までは年収500万円だった長野県にお住まいの平秀信氏、現在では
「毎月」1億円以上を稼ぐようになった。「収入を上げる事は実は簡単。89%の
人が知らないだけ」「死」を予感しながらも成功。感動の物語を今スグ読ん
でみよう! 涙のサクセスストーリー-> http://www.viciousmarketing.com/
━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↑“非常識”といいながらも、平秀信先生のマーケティング理論は
机上の空論ではなく、住宅業界において実戦されてきたものです。
このたび「スーパー工務店社長が明かす『後悔しない一戸建ての秘密』」
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534040180/sengoku-22/ref=nosim
を出版されました。3/31には福永も講演をした池袋の書店
リブロ東池袋店で講演なさるそうです(ふくなが)
(1)ごあいさつ
----------------------------------------------------------------------------
こんにちは。
小が大に勝つ弱者逆転を使命とし
ビジネス戦略のバイブル「ランチェスター戦略」を伝道している
コンサルタントの福永雅文です。
荒川さんやりましたね!
ニッポンをノーメダルの危機から救った値千金の金メダルです。
しかも、フィギアやシンクロ、新体操などの美しさを競う競技は
見栄えのよい欧米人が圧倒的に有利です。
顔が大きく、背が低く、胴長で手足が短い日本人はそれだけでハンディ。
(荒川さんは日本人離れしたプロポーションの持ち主ではありますが、
それでも欧米人でないというだけでハンディだと思われます)
そんなプレッシャーやハンディがあるなかで獲得したのですから
歴史的快挙です!
さて、荒川さんの美しいパフォーマンスを
恐縮ですが、生臭い戦略論で斬らせていただきます。
福永流のお祝いの仕方だとおもっていただければ幸いです。
★新しく読者になった方へ
ランチェスターって何?という方はこちらへ
⇒ http://www.sengoku.biz/lan.htm
本誌発行の趣旨はこちらへ
⇒ http://www.sengoku.biz/m-maga.htm
発行人・福永雅文のプロフィールはこちらへ
⇒ http://www.sengoku.biz/profile.htm
本誌バックナンバーはこちらへ(全119号一挙公開!)
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000123558
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(2)身近な話題から勝ち方の原理原則を考えるコラム
■ランチェスターで斬る~イナバウアー~■
----------------------------------------------------------------------------
荒川さんの勝因
----------------------------------------------------------------------------
荒川さんは、なぜ金メダルを獲れたのか。
福永が思うに、その理由は2つ。
1つはルールを味方につけたということ。
2つめはルールを超越するということ。
ルールというものはコロコロ変わるようでして
今のルールは「何をどのレベルでやったら何点」という加算式が基本だそうです。
ですから、技の完成度によってレベルが変わるので、
取りこぼしのないように、技の1つ1つの完成度を高める必要があります。
そのため、荒川さんは直前に氷上で直接指導してくれる人にコーチを変え、
1つ1つの技の完成度を高め、点数の取りこぼしをなくしました。
そしてショートプログラムが終わった時点で1位から3位までの差が1点未満、
と全く互角という状況です。こうなるとミスをしたものが負けることになります。
このルールでは大技の成功による一発逆転もあるのですが、失敗時の減点も大きい。
荒川さんは、この時点で3位とはいえ実質1位タイでしたから、ノーミス戦略を選択。
危ない橋を渡らず、ほぼノーミスでした。
これは強者の守りの戦略、といってよいでしょう。
以上が、ルールを味方につけたということです。
もう1つのルールの超越とは。
それはイナバウワーという背中を反らせる技です。
この技はどういうわけか、今回のルール変更で得点となる技からはずされました。
選手は限られた時間内にできるだけ多くの技をやり、得点を重ねないといけません。
そうなると、得点にならないイナバウワーをはずすのが常識。
実際、荒川さんも直前までイナバウワーを封印していました。
でも、イナバウワーはY字バランスと並んで荒川さんの得意技。
その柔軟性を活かして世界で最も美しいイナバウワーができるのです。
この直接、得点にならない技をあえて、荒川さんは五輪で入れてきました。
アマ引退の花道となる五輪では、勝ち負けを超えて、自分の個性を発揮しようと
思ったのでしょう。
その覚悟をスタンドの観客は知っていたか知らずか、
荒川さんのイナバウワーに観客は大歓声。
競技後のスタンディング・オベーションにつながったのです。
観客を乗せるということは審判をも乗せることになるのではないでしょうか。
全体の点数に多少の色づけがなされたと感じたのは私だけではないでしょう。
----------------------------------------------------------------------------
あなたのイナバウワーは?
----------------------------------------------------------------------------
早朝、テレビで世界最高の美しいパフォーマンスを見ながらも、
福永は生臭い戦略論に思いをはせました。
ビジネスにおいてイナバウワーとは何だろうか、と。
・・・本来、あってもなくてもよいことのはずだけど、
あるとないのとでは全体の印象が大違い。
あることによって、自社が自社らしく存在しうる証(あかし)・・・
たぶん、福永のイナバウワーは「歴史・戦史から戦略を学ぶ」だろうと思います。
ビジネス戦略はフィギアスケートからだって学べるわけで
何も歴史や戦史から学ばなければならないことはないのです。
だけど、そこに「戦国マーケティング」なるクセのある会社名で
コンサルティングを行っている福永が福永らしく存在しうる証があるのでしょう。
小売業などで「見せ玉・本命・押さえ」という品揃えの考え方がありますね。
見せ玉とは、置いておいても、ほとんど売れはしないのだけれど、
お店の感性をアピールする上で効果的な商材です。半ば装飾陳列。
坪効率だけで考えると、ないほうがよい、ということになりますが
お店の独自固有の魅力づけには欠かせないもの。
さて、あなたのイナバウワーは何でしょうか?
★ご質問、ご意見、ご感想、ご相談はお気軽に。
時間がかかっても必ずご回答します。
⇒ http://www.sengoku.biz/m-maga.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(3)お奨め書籍 「ビジネスコールドリーディング」
石井裕之(セラピスト)著
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534040393/sengoku-22/ref=nosim
----------------------------------------------------------------------------
↑占い師や霊能者が使う、相手の心を読み取るテクニック
「コールドリーディング」。
石井さんは、催眠療法やカウンセリングを行うセラピストですが
このコールドリーディングの第一人者というべきでしょう。
著書「なぜ、占い師は信用されるのか」「一瞬で信じこませる話術
コールドリーディング」は2冊で累計20万部のベストセラー。
本書は、コールドリーディングのビジネスシーンへの応用を解説しています。
同書を読んで福永が面白いと思ったことは
人間には「Weタイプ」と「Meタイプ」がいるという分類法です。
Weタイプとは「私たち」をベースに物事を考え、感じ、行動する人。
他人との距離感が近く、他人並みを求める。
概念や数値よりも具体的な「実例」で物事を理解したがる。
Meタイプとは「私、個人」をベースに物事を考え、感じ、行動する人。
他人との距離感が遠く、他人との違いを求める。
極めて論理的で感情的な表現を嫌い、事実を正確に理解したがる。
・・・これで長年の私の謎が解けました。
なぜ、多くの弱者は差別化ではなく、強者に追随してしまうのか。
戦略理論上、最もやってはいけないことをなぜ、やってしまうのか。
それはWeタイプの会社が多いからではないでしょうか。
正確にいうと組織はWeタイプを求め、Weタイプ人が意思決定者になる
(出世するということ)から。
Meタイプは組織人としては付き合いが悪く、気難しい人。
一部では圧倒的に好かれるけれど、全体的には不人気。
だから出世せずに、企業の重要な意思決定に参画できない。
結果、組織は差別化戦略がとれない・・・
大きな気づきをいただきました。
私にとっては、単なる心理テクニックの解説本ではありませんでした(ふくなが)
追伸1 プレゼントキャンペーンを実施しているとのこと。
http://sublimination.net/
追伸2 アマゾンで1位を獲得したとのこと。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(4)編集後記
----------------------------------------------------------------------------
今号のコンテンツ、いかがでしたか?
何かのヒントになったのなら幸いです。
忌憚のないご意見をいただけたら幸いです。
ご意見は⇒< http://www.sengoku.biz/m-maga.htm >読者様専用フォームから
お手元に拙著がある場合は、他の本と比べてみてください。
ページ数が多いわりには薄く、軽いはずです。
これには理由があります。今回コラム執筆時にそのエピソードを思い出しました。
拙著「ランチェスター戦略『弱者逆転』の法則」
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534039107/sengoku-22/ref=nosim
拙著は280ページですが、入稿時点では300ページ前後ありました。
売れ筋のボリュームは256ページとのことで、そこを目標にしていましたので
約50ページオーバー。編集者と相談し、削ることとなりました。
一生懸命、削りましたが280ページにしか減りません。
これ以上削るとするなら「信長の桶狭間の合戦をランチェスター弱者の
5大戦法で斬る!(拙著167ページ~)」をカットするしかありません。
この部分は文脈上、なくとも成立するからです。
福永は編集者にその旨を申し上げました。
編集者はこう答えました。
「確かに文脈上、削るならそこしかないでしょう。
でも、桶狭間は福永さんが福永さんである証(あかし)ではないですか。
ここを切ってはいけません。 福永さんらしさが薄まります。
280ページでいきましょう! 値段は1470円のままで。
通常よりも薄くて軽い紙質にして、ボリュームが出過ぎないように調整します」
これが拙著がページ数が多いわりには薄く、軽い理由です。
良い編集者に恵まれました。著者と編集者は選手とコーチのようなものですね。
結果、たとえば山田信哉さん(さおだけ屋はなぜ潰れないのか?)や
原崎裕三さん(バカ売れの法則)に、桶狭間や戦史事例について書評を
いただきました。売れ行きによい影響を与えたのは言うまでもありません。
お陰さまで6刷です。
http://www.sengoku.biz/l-book.htm (書評は下の方に出ています)
福永のイナバウワーだろうと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行人 : ランチェスター戦略コンサルタント 福永雅文
戦国マーケティング株式会社 代表取締役
■サイト : ビジネス戦士応援サイト≪戦国マーケティング≫
< http://www.sengoku.biz >
e-mail:< [email protected] >
*メルマガの登録・解除は下記URLにてご自身でお願いします。
< http://www.sengoku.biz/m-maga.htm >
< http://www.mag2.com/m/0000123558.htm >
*転送は自由です。どんどん転送してお知り合いにお奨めください。
ただし、引用して使用なさる場合は発行人までお申し出くださいませ。
*謝辞
ランチェスター販売戦略は、昭和45年に故田岡信夫先生が
ランチェスターの戦争の法則から初めて導き出したビジネスの戦略思想です。
「勝ち方には一定のルールがある、その基本的思想をランチェスター法則
から学び取れ」が先生の一貫した主張でした。
そして先生は、ランチェスター法則をすべての戦略哲学の中核に据え、
複眼的で弁証法的な発想と、知的な論理の展開法を重視し、
短期間に今日のランチェスター販売戦略の全体系を築きあげました。
本誌発行人・福永雅文は本誌を発行するに当たって
先生の先駆的業績に敬意を払い、ここに衷心より感謝の意を表明します。
----------------------------------------------------------------------------
本誌への広告出稿をご検討されている方はこちらへ
⇒ http://www.sengoku.biz/m-maga_koukoku.htm
*ヘッダー枠は4/5以降、空きあり。
荒川選手のはレイバック・イナバウアーというそうです
レイバック(背を反る)
イナバウアー(足の形)
なんだって。
こないだテレビでやってましたよ。
投稿情報: 道産子 | 2006-03-05 18:28
おおー。偶然、僕もそれみました。
てっきり背をそる方がイナバウアーだと思ってたんだけどね。
投稿情報: モンチくん | 2006-03-08 07:37